ガクチカの書き方完全ガイド|あなたの可能性を届ける構成術・テンプレート

学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカを作成しようとして、「すごい実績がないと書けない」や、「何から書き始めればいいか分からない」という不安に立ち止まってしまう方は少なくありません。周りの学生が長期インターンでの成果や留学での経験など、華やかなエピソードを語っているのを聞くと、なおさら自分の経験が小さく見えてしまうものです。

しかし、安心してください。企業が本当に知りたいのは、エピソードの派手さではありません。この記事では、誰でも今日から実践できるガクチカの書き方のフレームワークと、そのまま活用できるテンプレートを公開します。

また、私たちBaseMe(ベースミー)は、実績のすごさではなく「あなたの思考のプロセス」を大切にする場所として生まれました。この記事を通じて、あなたの等身大の歩みが、いかに価値あるポテンシャルであるかを再発見し、自分にぴったりの企業と出会うための準備を整えていきましょう。

目次

企業がガクチカで見ている評価ポイントと「書き方」の極意

ガクチカの書き方を学ぶ前に、まずは企業がなぜこの質問をおこなうのか、その背景にある意図を知っておく必要があります。その意図を理解することで、どのような言葉を選べば自分の良さがまっすぐに伝わるのかが見えてきます。

なぜ結果ではなく「プロセス」の書き方が重要なのか

多くの学生が、全国大会出場や売上倍増といった目に見える輝かしい結果が必要だと考えがちです。しかし、企業の担当者が最も注目しているのは、その結果に至るまでの道筋、つまりプロセスです。

企業は入社後の再現性を確認している

企業は、皆さんが社会に出たあとにどのような活躍をしてくれるかを想像しようとしています。たまたま得られた幸運な結果よりも、皆さんがどのように考え、どのように行動したのかというプロセスの方が、入社後の仕事の進め方を予測するための確かなヒントになるからです。どのような状況下でも自分なりの工夫をおこなえる力があるか、その再現性をガクチカを通じて確認しています。

成功体験よりも「困難への向き合い方」にヒントがある

ガクチカでは、順風満帆なエピソードよりも、思うようにいかなかったときにどう立ち振る舞ったのかという記述が大切です。壁にぶつかった際に、自ら考えて一歩を踏み出す姿勢こそが、企業が求めているポテンシャルの正体といえます。ガクチカを書く際には失敗から何を学び、次への糧にしたかという視点を盛り込むことで、皆さんの成長意欲が伝わります。

こうした「思考のプロセス」や「ポテンシャル」を重視する考え方は、近年の就活において非常に大切にされています。BaseMeというプラットフォームも、まさにこうした「過去の実績よりも未来の可能性」を企業に届けるために作られました。

評価に繋がるガクチカの共通点

ガクチカで自分らしい経験を魅力的に伝えるためには、読み手である採用担当者が皆さんの姿を具体的にイメージできるかどうかが鍵となります。抽象的な表現を避け、手触り感のある言葉を選びましょう。

具体的な行動がイメージできる書き方

抽象的な言葉を並べるのではなく、自分がその時どう動いたのかを詳細に描写しましょう。

たとえば、「頑張りました」という言葉だけでは伝わりませんが、「周囲に声をかけ、一人ひとりと30分の面談を定期的におこないました」と書けば、皆さんの行動がはっきりと浮かび上がります。具体的な数字や頻度を交えることも、説得力を高める有効な手段です。

本人の価値観や「らしさ」が伝わる一貫性

なぜその行動をとったのかという理由に、皆さん独自の価値観が表れます。一連のプロセスを通じて、皆さんという人間の人柄や考え方が一貫して伝わることが、信頼感のあるガクチカに繋がります。自分の行動の背景にある想いを丁寧に綴ることで、読み手は皆さんに親近感と期待を抱くようになります。

BaseMeの中の人の声
私も就活を始めたころは、多くの経験を盛り込まなければならないと考え、自分の経験を浅く広く書いてしまっていました。しかし、それでは個性や自分らしさが伝わらず、何を伝えたいのかが明確にならないと気づいたのです。
そこで、一つのエピソードに絞って具体的に分析し、言語化することに決めました。一つの経験をしっかり深掘りしたことで、結果的に他のエピソードでも自分らしさをスムーズに表現できるようになり、本当によかったと感じています。まずは「一つのこと」を丁寧に振り返ることから始めてみてくださいね!

初心者でも迷わない!ガクチカの書き方「黄金のフレームワーク」

ガクチカを論理的に構成するためには、型を意識することが大切です。ここでは、多くの就活生に活用されているフレームワークを使いながら、自分らしく書き換えるための具体的な手順について解説します。

論理構成を整える「STARの法則」の活用法

STARの法則は、状況(Situation)、目標(Target)、行動(Action)、結果(Result)の頭文字をとったものです。ガクチカを伝える際、この型に沿って情報を整理することで、読み手に負担をかけず、思考の跡がスムーズに伝わる文章を作成できます。

Situation&Target|状況説明と目標の設定

まずは、どのような環境で、何を目指していたのかを簡潔に示します。背景を説明しすぎると肝心の行動が書けなくなるため、相手が状況を想像できる必要最小限の情報に絞ることがポイントです。

自分が置かれていた状況のなかで、どのような状態を理想としていたのかをセットで伝えると、その後の行動の意図がわかりやすくなります。

例文:カフェのアルバイトで、近隣に新店ができた影響から客数が減少していました(S)。私は、単に安売りをするのではなく、「常連さんに愛され続ける温かいお店」という理想の状態を再び取り戻したいと考えました(T)

Action&Result|具体的な行動とその結果

ガクチカで最も文字数を割くべきなのが、このアクションの部分です。自分が直面した課題に対して、「なぜその方法を選び、具体的にどのような工夫をおこなったのか」という、思考と行動を詳しく記述します。

そして、その行動によってどのような変化が起きたのか、あるいは自分の中にどのような新しい気づきや視点が生まれたのかという結果を添えて締めくくります。

例文:そこで私は、お客様一人ひとりとの会話を増やす「一言カード」を添える工夫を始めました(A)。マニュアル通りではない、相手を想う行動を重ねた結果、1ヶ月後には常連さんの来店頻度が戻り、「いつもありがとう」と声をかけていただけるようになりました。この経験から、相手のニーズを汲み取り、自分なりに付加価値をプラスする楽しさを学びました(R)

自分の強みを引き出す「動機」の書き方

型に当てはめるだけでは、どうしても他の学生と似たような内容になってしまいます。そこで重要になるのが、皆さんの原動力となる動機の深掘りです。

「なぜそれをやったのか」という原動力を言語化する

周囲から言われたからおこなったのではなく、自分自身のどのような想いからその行動に至ったのかを考えてみましょう。

たとえば、現状の不便さをより良くしたいという正義感や、誰かの笑顔が見たいというサービス精神など、皆さんの内側から湧き出るエネルギーを言葉にすることで、ガクチカに血が通い始めます。

周囲との関わりの中で発揮された「自分なりの役割」

集団の中で自分がどのような立ち位置にいて、どのように他者と関わったのかを振り返ることも有効です。リーダーシップだけが役割ではありません。周囲の意見を丁寧に調整したり、裏方で着実に支えたりといった、皆さんらしい役割が、仕事での活躍イメージに直結します。どのような場面で自分の力が発揮されやすいかを、客観的に分析してみましょう。

BaseMeの中の人の声
アクションを書くときに「自分が頑張った」という主観だけで書くよりも、「周りからこういう反応があった」という客観的な事実を加えると、一気に説得力が増します。
私は、行動の結果を数値で出せないとき、周囲の友人からもらった感謝の言葉を思い出してガクチカに書くようにしていました。それが自分自身の自信にも繋がった気がしますし、自分の役割を再認識するきっかけにもなりました。
BaseMeにプロフィールを書く際も、こうした「周囲との関係性」を書くと、よりあなたの人柄が伝わりやすくなります。

【文字数別】そのまま使えるガクチカ書き方テンプレート

提出先や利用するサービスによって、求められる文字数は異なります。ここでは、代表的な2つのパターンに合わせた書き方のテンプレートと、作成のコツをご紹介します。

400文字|エントリーシート(ES)の標準的な書き方

400文字は、自分の思考や行動のプロセスを丁寧に説明するのに最適なボリュームです。論理的な展開を意識しながら、自分の言葉を紡いでみましょう。

400文字テンプレートの構成案

  • 結論(約50文字): 学生時代に最も力を入れたことの要約
  • 状況・課題(約100文字): 取り組んだ背景と、解決すべきだと感じた壁や目標
  • 行動(約180文字): 課題に対して、自分なりにおこなった具体的な工夫や試行錯誤
  • 結果・学び(約70文字): その経験を通じて得られた変化や、これからの自分に活かせる気づき

情報を詰め込みすぎないための「削ぎ落とし」のコツ

400文字という限られた枠の中では、エピソードを盛り込みすぎないことが大切です。あれもこれもと欲張らず、一つの大きな山場に絞って、その時の自分の感情や具体的な工夫を詳細に書く方が、皆さんの魅力が深く伝わります。不要な接続詞や丁寧すぎる修飾語を削ることで、より強いメッセージが残ります。

200文字|短文で要点を伝える書き方

企業とのチャットや、プロフィールの概要欄などでは、短文での記述を求められることもあります。要点を絞り、一目で皆さんの特徴が伝わるように工夫しましょう。

200文字テンプレートの構成案

  • 結論(約30文字): 何をおこなったのかを端的に、魅力的な見出しのように述べる
  • 課題と行動(約130文字): 背景は最小限にし、最も伝えたい工夫にフォーカスして記述する
  • 結び(約40文字): その経験が自分のどのような強みや価値観に繋がったか

一目で「何の経験か」を伝えるための要約術

短文の場合は、余計な形容詞を削り、動詞を具体的にすることが重要です。「おこないました」という表現だけでなく、周囲に提案しましたや、自ら新しいルールを作成しましたといった、行動の内容が直接伝わる言葉を選んでみましょう。読み手がパッと見ただけで、皆さんの行動力が伝わるような工夫が大切です。

BaseMeの中の人の声
文字数調整は意外と難しいですよね。私も最初は800文字くらい書いてしまって、優先順位もつけられず、なんとなくの感覚で削っていました。でも、削る作業は「自分が本当に伝えたかったことは何か」を研ぎ澄ませるチャンスでもあり、大切な部分です。残った言葉こそが、皆さんの本質のなかでも特に大切なエッセンスと言えるかもしれません。短くなるほど、言葉の重みが増していきますよ。

エピソードがない場合のガクチカの書き方と見つけ方

特別な活動をしていなくても、ガクチカは必ず作ることができます。大切なのは、経験の大きさや華やかさではなく、皆さんの視点とそこにある思考です。

日常の「小さな工夫」をガクチカに変換する書き方

日々の生活の中で、無意識に頑張っていることや、自分なりにより良くしようと工夫していることはありませんか。

アルバイトや趣味、日々の学習を深掘りする

たとえば、アルバイトでミスを減らすために自分専用のメモの取り方を考案したことや、趣味の動画編集で独学を重ねて新しい技術を身につけたことなど、身近な出来事で十分です。その時の皆さんのこだわりや、もっと良くしたいという想いこそが、価値あるガクチカの種になります。

「当たり前」の中に隠れた自分なりのこだわりを探す

自分にとっては普通のことでも、他の人から見れば特別な努力や習慣に見えることがあります。当たり前に続けていることに、皆さんらしさが隠れています。たとえば、毎日欠かさずニュースをチェックして自分の考えをまとめている、といった習慣も立派なガクチカになります。

過去の経験を整理する自己分析のステップ

エピソードを形にするために、まずは自分の感情の動きを可視化して、思考の整理をおこなってみましょう。

モチベーショングラフで「感情の動き」を可視化する

これまでの人生を振り返り、心が大きく動いた瞬間をグラフにしてみます。楽しかったとき、辛かったとき、それぞれの出来事でなぜそう感じたのかを掘り下げることで、皆さんのモチベーションの源泉が見えてきます。感情が昂ったポイントには、皆さんの価値観が眠っています。

他己分析で「自分では気づかない強み」を教えてもらう

信頼できる友人に、私の良さって何だと思う?と聞いてみることも非常に有効です。自分では当たり前すぎて強みだと思っていなかったことが、他者から見れば素晴らしい長所として評価されることは多々あります。周囲の声を取り入れることで、ガクチカに客観性が加わります。

BaseMeの中の人の声
私は「毎日必ず日記をつけること」をネタにしたことがあります。最初はこんなのガクチカにならないと思っていましたが、ここから話題が広がると、自分の人間性に近い内容を話せているような気持ちになり、伝えたい自分を表現しやすかったです。興味を持っていただくことも多く、自信がつきました。皆さんの日常にある当たり前の行動も、見る人が見れば輝く宝物になります。

完成度を一段階上げる!ガクチカの書き方・推敲チェックリスト

書き上げた文章をさらに磨き上げるために、以下のポイントを確認してみてください。読み手の立場に立つことで、文章の質は格段に向上します。

読み手の視点に立った最終確認

文章は自分だけで完結するものではなく、相手に届いて初めて価値が生まれます。

専門用語を避けた「誰にでも伝わる」表現か

そのコミュニティを知らない人でも理解できる言葉を使っているか、読み返してみましょう。たとえば、学内だけで通じる略称や専門的な研究用語などは控え、中学生でも理解できるような丁寧な言葉選びを心がけてください。

一文が長すぎず、リズム良く読めるか

一文が長すぎると、読み手は途中で疲れてしまいます。適宜、句読点を入れたり、文章を分けたりして、主語と述語が離れすぎていないかを確認しましょう。リズム良く読める文章は、内容の理解を助け、皆さんの知性を感じさせます。

BaseMeのプロフィールに最適化する書き方のコツ

BaseMeに登録する際は、一方的な選考書類とは少し違った視点での工夫も大切です。

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スカウトを送る人(人事)が会いたくなる「余白」の作り方

BaseMeのプロフィールではすべてを完璧に書ききる必要はありません。この人ともっと話してみたい、直接会って今の続きを聞いてみたいと思わせるような、皆さんの価値観や人柄を覗かせる記述を意識してみてください。少しの余白が、対話を促すきっかけになります。

最新の状態に更新し続ける「成長の記録」としての活用

ガクチカは一度書いたら終わりではありません。新しい経験をするたびに、今の自分に合わせて言葉を更新していきましょう。その変化や推敲の跡そのものが、皆さんが日々成長し続けていることの何よりの証拠となります。

書き上げたガクチカを「出会い」に変える方法

心を込めて書いたガクチカは、皆さんという人間を求めている企業と繋がるための大切な架け橋になります。書いたあとのアクションが、皆さんの可能性を広げます。

BaseMeにプロフィールを登録するメリット

BaseMeは、皆さんが努力したプロセスや、大切にしている価値観をそのまま評価してくれる場所です。

皆さんの「プロセス」を認めてくれる企業からスカウトが届く

履歴書に書かれた数字や肩書きだけでなく、この記事を通じて言語化した皆さんの思考のプロセスに対して、企業から反応が届きます。飾らない皆さんのままで評価される体験は、就活への不安を未来への期待に変えてくれるはずです。

学歴や経験の有無を超えた、新しいマッチングの形

実績のすごさで誰かと競い合う必要はありません。皆さんの持つポテンシャルと、企業の文化が共鳴し合う場所を見つけることができます。ありのままの自分を登録することが、最良のマッチングへの近道です。

自分らしいキャリアを歩み始めるための一歩

ガクチカを書くことは、単なる選考準備ではなく、自分の未来を切り開くための大切な準備でもあります。

ガクチカは自分と社会を繋ぐ最初のコミュニケーション

自分のことを言葉にして丁寧に伝える作業は、これから社会に出ていくための基礎体力になります。この試行錯誤そのものが、皆さんを人として成長させてくれます。

BaseMeを活用して、自分を活かせるフィールドを見つける

自分を活かせる場所は、必ずあります。書き上げたガクチカをプロフィールに載せて、新しい可能性の扉を叩いてみましょう。皆さんの挑戦を、私たちは応援しています。

まとめ

ガクチカの書き方に唯一の正解はありませんが、皆さんがどう考え、どう行動したかというプロセスこそが、何にも代えがたい最高のコンテンツです。実績がないと不安になることもあるかもしれませんが、まずはテンプレートに沿って、今の皆さんの等身大の言葉で書き出してみることから始めてみましょう。

今日、一生懸命に書いたその文章を、そのままBaseMeのプロフィールに載せてみませんか?皆さんの思考の跡を、ポテンシャルとして評価してくれる企業との出会いが、すぐそばまで来ています。