アレスグッド元インターン生による海外インターン体験記 – 探し方から実際の業務、これから見据えるキャリアとは

海外での経験や学びを実現するには様々な手段があります。代表格としてよくイメージされるのが留学やワーキングホリデー、海外ボランティア等ですが、何を目的にどこに行くのかによって選ぶべき手段は変わります。

今回は「海外インターン」を選んだ、アレスグッドの元インターン生にリアルな声を聞きました。昨年6ヶ月間、スピード感を持って一緒に走り続けてくれた彼は今、どのような海外インターンに取り組んでいるのでしょうか。

そら(26卒)
2023年の3月に大学卒業後、ギャップイヤーを経て2024年4月から大学院に進学予定。現在は自分の興味関心分野に基づき、マイクロファイナンス領域の事業を行う会社にてインターン中。

1. マイクロファイナンスという興味関心に行き着くまで

ー現在のインターンでの業務についてや、そらのバックグラウンドについて簡単に教えてください。

2023年の年末まで、アレスグッドでインターンをしていました。現在はマレーシアにて、マイクロファイナンス系の企業Bee Informatica Snd. Bhd.でインターンをしています主な業務内容は、取引相手の支払日の管理やリマインドの確認等ですね。

中学3年生の時にカンボジアでのボランティア活動に参加したということもあり、社会課題への問題意識は早くからありました。大学入学後は教育関連のNPO法人での活動を通じ、善意だけでは解決できない社会問題の複雑さ、必要な場所に資金が届かない現実に直面し、単なるボランティア活動を超えたソリューションの必要性も感じるようになりました。そこから学生団体の立ち上げ、タイ留学中のスラム開発調査等に取り組む中で、自分が課題意識を持っていた教育格差の根本には地域性にも問題があるというのを学び、コミュニティづくりや国際関係論にも興味を持つようになりました。今はそういった課題の解決の手段としてマイクロファイナンスにも興味を持っており、大学院での研究に向けて更に知見を増やしてるところです。

👉詳細・アレスグッドでのインターン時代についてはこちら

2. なぜ海外インターンに?

ーいつから、どのような軸でインターンを探していましたか?

インターンを探していたのは昨年の11月からですね。先ほどの通り、大学院で更にマイクロファイナンスについて研究を深めていくということもあって、マイクロファイナンス領域で事業を行う企業でのインターンか、元々課題意識を強く持っていたタイのスラム開発に関われる機関でのインターンかという軸で迷っていました。

今のインターン先でお世話になっている稲田さんと初めて出会ったのは、当時、アレスグッドでのインターンの繋がりもあって毎月お邪魔していたCACさんの*マンスリーピッチです。出会った日は時間がなかったのですが、IVSの運営に携わった際に再会、その日のうちにお話をさせていただきたいとのメールを送り、実際にお話ししたのちにインターンが決まりました。マレーシアに行けたのはたまたまで、最初から海外でできるインターンを探していたというわけではありません。

なので、自分の挑戦したい環境やことが明確にあった上で、その界隈でアンテナを張っていたら出会えたというのが今回のご縁です。マイクロファイナンスの企業の事業戦略等のリサーチ、信用の取り方、失敗例に加え、VCで活躍している人たちの考え方もインプットできますし、非常に自分の身になっている感覚があります。

*マンスリーピッチ:
シード・アーリー期の資金調達のための ”月に1度のピッチイベント”。詳しくはこちら

ーアレスグッドでのインターンは今振り返ってみてどうでしたか?

これまでにアレスグッド以外でインターンをしたことがなかったので、大変なことも色々ありましたが、それ以上に2つほど大きく得られたことがありました。

まず、起業家やそれを支えるメンバーのマインドセット。ビジネスマン、社会を作っていく人たちの考え方やマインドから学ぶことは非常に多かったですね。

何より、人脈が広がりました。体感、人脈が1.5倍になっている感覚です。スタートアップのインターンポストを、ましてや海外で探すのは難しいことですが、アレスグッドでのインターン時代に作った人脈が、今自分に密に関わっている友人やメンバーにも繋がっていますし、自分の世界が広がりました。

僕がアレスグッドのご縁で参加させていただいていたマンスリーピッチはとてもおすすめです。投資家の方たちとの立食会でお話しできますし、学生としてアイデアの壁打ちをフラットにしてくれる機会は非常に貴重なものでした。

3.  インターン、大学院卒業後について

ーそらは今後のキャリアをどのように考えていますか?

大学卒業後、ギャップイヤーを経てこれから大学院での研究を進めていくところではありますが、現時点ではマイクロファイナンス領域のキャリアに興味を持っています。今周りの人と共に取り組んでいるプロジェクトに対して、どれくらい賛同してもらえるかや実現可能性をどんどん壁打ちしていきたいと思っています。

具体的には、エンジェル投資家の方達からまずは資金調達をしたり、ベータ版を作って回してみる、等ですかね。頭の中のアイデアだけで終わらせたくはないと思っています。

ただ、マイクロファイナンスも結局HOWでしかないので、今後大学院の研究の中でタイに行って別の手段の可能性が見えてきたらそちらに挑戦をするというのでも良いと思っています。

ー挑戦したい人に、なんと声をかけますか?

悩んでいるなら、貴重な機会を逃さないためにも、まずはイベントとかに顔出しまくろうと伝えたいです。自分の頭で悶々と考えているよりも、人に会って話してみるのが一番早い気がするので。

最初はもちろん緊張すると思います。僕自身、オドオドしながら参加をしていました。
でも、マンスリーピッチやその他イベントに積極的に足を運んでいく中で、起業家や投資家をはじめ、今の仲間に繋がった方、BaseMeのユーザーさんと、多様な方に出会いました。

ぜひ一歩踏み出してみてください。

ーありがとう!これからのそらの活躍とキャリアを応援しています!