厳選企業や団体が一人ひとりの経歴や価値観を尊重し、あなたに向けてオファーメッセージをお届けするBaseMe。
今回は、海外の大学院での研究に力を入れながら就活をする中で、気候変動の解決のために行動する人や団体を支援している一般社団法人ジャパン・クライメート・アライアンス(以下:JCA)とのマッチングが実現し、内定を得られたという金田さんにインタビューをさせていただきました。海外の大学院に通われながら、どのように就活を進められたのでしょうか?
金田 花音(かねだ はるね)さん
ジェンダーと開発学を専攻する、アジア工科大学院修士2年の25卒。大学在学時から学内外で学ぶことに興味があり、自身の課題意識に紐づく領域で活動を行う一般社団法人や認定NPO法人、議員の事務所等でのインターンに幅広く参加。大学院では国際協力分野をジェンダー平等の視点から分析、調査、実施している。
ーインタビューのお時間いただきありがとうございます!海外の大学院に通われながら、どのように就活をされていたのですか?
私は交換留学ではなく正規留学で大学院に通っているので、いわゆる通常の就職活動のスケジュールとは異なっていたように思います。昨年の夏からキャリアフォーラムにも足を運んでいましたが、本格的に開始したのは今年2024年の1月頃からです。
いざ初めて見ると、最初はどう進めようか全くわからなかったですね。よくある就活サイトへの登録や企業研究を進めていましたが、その中でも大学在学時から学びや経験を深めていた社会課題解決に携われるような政府関係機関にも当初興味を持っていました。ただ、 ”今”そういった機関で働くということにこだわりすぎなくても良いのでは、と思うようになり、民間企業や非営利団体も本格的に見るようになりました。
BaseMeについて知ったのは、私の通っている大学院の先輩から教えていただいたのがきっかけです。先輩が就活をどのように進められていたのか聞いたところ、当時「エシカル就活」という名前だった今のBaseMeがおすすめだと聞き使ってみることにしました。それが約1年前のことです。
登録してから今年の1月までは特にBaseMeを活用していたというわけではないのですが、実は内定をいただいたJCAからは昨年にも1度連絡をもらっていたんです。スカウトをいただいた企業や団体の中から数社カジュアル面談を受けさせていただき、最終的にJCAの内定承諾に至りました。
ーそうだったのですね!具体的にどういった点でマッチすると感じた企業や団体とカジュアル面談をされていたのですか?
今振り返ってみると、理念に共感でき、私の就活の軸に当てはまった組織のカジュアル面談を受けていたように思います。
就活の軸は大きく2点ありました。1点目が、国際協力に携わる政府系機関や非営利団体、ソーシャルビジネス系スタートアップ・ベンチャーであること、2点目が、日本にいながらも海外と関わりがあることです。これらの軸は、大学院で研究するまでの大学在学時から、自分が課題意識を持っている領域の当事者と直接関われたり、解決に取り組んでいる様々な団体や組織でのインターンを行っていく中で磨かれていきました。
特にJCAに惹かれた理由は、先ほど述べた過去の経験から非営利セクターに関心が高かったこと、海外の団体にも出向できる機会があるということが挙げられます。JCAはビジネスパーソンやプロフェッショナルが非営利セクターで活躍できる社会を目指しているのですが、私は今までのNGOでのインターン経験から、なかなか待遇が良くないのが当たり前であったり自己犠牲の精神を度々感じていました。そのため、JCAでは職員(フェロー)がサステナブルに働ける環境を築いていこうとしていたり、*Climate Fellows Programに参加することで新卒からでもトレーニング期間として日本に居住しながら海外の団体を含めた様々な団体に出向できるチャンスがあるという点に惹かれました。
将来的には、私もアドボカシー活動やインパクトを残せるようなポジションで働いてみたいですね。
*Climate Fellows Programとは:
気候危機解決のために国際的な非営利団体(グローバルなシンクタンクや環境NGO等)で正職員として働く意思や高い志があるものの、まだ実務経験がない方を対象にした1年間(最長2年間)の育成プログラム
https://www.climatealliance.jp/program#:~:text=JCA%20Climate%20Fellows%20Program&text=The%20goal%20of%20the%20program,the%20completion%20of%20the%20program.
ー就活を終えてみてどうですか?
よく言われることだとは思うのですが、やはり就活に対しては良いイメージがありませんでした。学生のうちにスタートして内定をもらう必要がある、自分を隠さなければならないといったイメージがありましたね。また、私は交換留学ではなく正規留学ということもあり、通常の就活のスケジュールとは違うことに加え、周りに就活生がいなかったことから、余計にハードルの高さを感じていました。
ですが、ありのままの自分についてプロフィールに書け、それを良いと思ってくれた組織と出会えたことで、ストレスフリーに終えることができました。NPOでの活動やジェンダーへの興味関心への偏りが、どのように採用担当者さんの目に映るのか不安でしたが、そこにとらわれずにフラットに見てもらえたような感覚がありますし、自己肯定感も上がりましたね。
ー実際に、BaseMeのプロフィールにはどのようなプロフィールを書いていましたか?
BaseMeのプロフィールは、経歴や活動経験だけではなく自分の大切にしている価値観についても書けるのが嬉しかったです。経歴に関しては、各経歴に対して実際の具体的な内容を写真も入れながらも表現できるようになっており、自分のこれまで取り組んできた活動を振り返る良い機会にもなりました。また、自分の想いや価値観といった背景まで字数を気にせずに書けることで、普通の選考で求められる履歴書1枚ではわからないであろう自分の人となりが、より採用担当者の方に伝わりやすくなっていたように感じます。

(金田さんのBaseMeプロフィールより一部抜粋)
プロフィールを書いて終わりなのではなく、様々な企業や団体から送られてくるスカウトも、中身をちゃんと読んでくれたと実感の湧く内容で嬉しかったです。大学名と名前だけでくるスカウトとは違い、過去のインターン等の取り組み、その意思を汲み取ってもらえたと感じる文面でした。また、個人的には大学院での学びにも注力していたので、学問の観点から私を評価してくれる採用担当者がいたというのも嬉しかったですね。

(当時のスカウトのイメージ画像)
ー最後に、学生さんに向けてメッセージをお願いします。
先ほども言いましたが、私は元々日本の就活に対してネガティブなイメージを持っていて一時期は悩んでいました。でもBaseMeで、人の温度感を感じながら就活が実現できるということを知り目から鱗でした。いわゆる”就活”に苦しんでいる人は多いと思うので、ありのままの自分をもっと出しても正当に見てくれる採用担当者がいるということをぜひお伝えしたいです。
ありのまま自分を表現し、より良い就職先とのマッチングをかなえるならBaseMe
国内外場所を問わず、また、自分の研究や活動を諦めることなく、ありのままの自分を表現したプロフィールをきっかけにJCAとの出会いが生まれた金田さん。インタビューのお時間いただきありがとうございました!「ストレスフリー」に就活ができたという表現が非常に印象的でした。