自分自身を求めてくれる企業に出会い、やりたいことを探究できる環境を見つけた

自分らしさを大事にしながらキャリア形成を進められる次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe」。

今回は、BaseMeを使って就活をおこない、フィンテックのベンチャー企業に内定承諾をしたA..Nさんにお話しを伺いました。

学生時代は自然や環境のテーマに関心を持ち、大学での学問や学生団体での活動を通して、やりたいことを追究してきたと話すA.Nさん。内定先の企業は一見「環境」とは無縁な印象ですが、お話を伺ってみると、より本質的で、ありのままにやりたいことを実現できるキャリアを見つけたようです。

やりたいことを詰め込んだと語る学生時代はどのように過ごし、そして就活をどのように進めてきたのでしょうか?

目次

ーーインタビューへのご協力ありがとうございます!早速ですが、A.Nさんはどんな学生時代を過ごしてきましたか?

小学生からずっと音楽をやってきたのですが、大学では「本当にやりたいことを」と思って、いろいろなことにチャレンジしてきました。自然が好きなので、環境に関するサークルにいくつも入っていましたね。その中でも特に、大学3年時からやっていた学生団体での養蜂プロジェクトは、今にも通じる大切な経験です。

このプロジェクトでは、養蜂活動によって人々に環境問題への関心を持ってもらうことを目的に活動していました。メインの養蜂活動だけではなく、商品化やその販売、イベントへの参加、講演会の実施など多様な活動を通じて、多くの人に環境意識を高めてもらえるようにアプローチをしていました。

実はこの養蜂プロジェクトは、コロナ禍の影響で計画が止まっていました。計画を主導していた先輩方が卒業し、「コロナ禍で何もできなかった」というやるせなさがより自分を突き動かしていたな、と振り返って思います。実は、3つの団体で代表を掛け持っていたうえ、それ以外でも興味深い活動をする団体の活動には積極的に参加をするというかなり忙しい状態でした。しかしそれ以上に、コロナ禍の自粛の反動で、「学生生活にできることはなんでもやりたい」という気持ちがとても強かったです。

ーーコロナ禍からの再出発!持ち前のチャレンジ精神がよく伝わってきます。そのあと大学院に進まれているようですが、何を研究しているのですか。

大学院では環境教育を専門に研究をしています。環境教育に関心を持ったのは学部時代の養蜂プロジェクトがきっかけでした。養蜂プロジェクトでは環境意識を高めてもらうために教育活動をおこなうことがありました。この活動を通じて、環境に関することを「伝える」ことに興味を持つようになりましたね。

大学院ではケニアを研究地に設定し、研究をしています。研究地のひとつは国立公園のすぐそばにあって、日常的に野生動物と遭遇するような場所なんです。

大学院1年、2年と毎年ケニアの現場を訪れてフィールドワークをしました。自然環境がより身近にあるケニアでの環境教育や環境意識を知ると、環境問題の影響をダイレクトに受ける現状を、見て見ぬふりはできないと再確認できました。

ーー大学院ではケニアの現場に入り込んだ研究に没頭されてきたのですね。学生生活は大変お忙しそうだと思ったのですが、就活はいつ頃から始めたのでしょうか。

就活を開始したのは大学院1年の11月頃でした。夏はケニアに渡航していたので、就活生が参加するような夏インターンには一切参加していないですし、周りと比較して「正直少し遅いかな」と思っていました。

就活をはじめたばかりの頃は、何から手を付ければよいのかわからなかったです。まずはじめは就活大手が出しているサービスにいくつか登録をしてみました。業界が決まっているわけでもなかったので、説明会などは「おもしろそうだな」という直感で選んでいましたね。

一方で、「自分が楽しいと思える企業で働こう」と考えていました。自分自身を求めてくれる企業で働くことが、いちばん自分らしくいられると思っていました。だから、大手の大企業と呼ばれるような企業に行きたいとは考えていませんでした。

ーー就活のはじめ方で苦戦する就活生は多いですよね。その後、BaseMeーを使いはじめたとのことですが、どのようにして出会ったのでしょうか。

養蜂プロジェクトの先輩の紹介で、サービスについては就活を開始する前から知っていました。その頃はBaseMeの旧式の「エシカル就活」というサービス名でした。

当時はサービスの存在を知っていただけで登録はしていなかったのですが、就活初期に「そういえば就活サービスだったよな」と思い出して、登録することにしました。

ーー数年越しにサービスを思い出してくださったのですね!ありがとうございます!BaseMeを実際に使ってみてどうでしたか。

まず、プロフィールに自分のやっていたことを書くという仕様は、自己分析にも繋がって使いやすいサービスだと思いました。自己分析は大学生活を通じて定期的にやってきたので苦手意識があったわけではないのですが、BaseMeではフォーマットがあるので、穴埋め感覚で取り組みやすかった印象です。

私はBaseMeのプロフィールを書いて、他の就活サイトへの登録の参考にしたりもしていました。自己紹介や興味・関心の部分は特に参考になりましたね。また、活動経験を振り返り、スキルや強みを明確化できたことで、自己分析を言語化することに繋がりました。これまでの活動と自分が得たスキルや強みに関連性があることを知ることができたのは、BaseMeを利用したからこそだと思っています

また、プロフィールを登録すると、様々な企業からスカウトが届きました。スカウトが来たらその企業を調べて、興味があったらスカウト承諾をしていました。まったく関心のないような企業からスカウトが届くこともありましたが、調べてみると「おもしろそう!」と思うような企業も多く、思いがけない出会いもありました

ーー知らない企業との出会いができるのはスカウト型サービスの醍醐味のひとつですよね。印象的な出会いをした企業はありましたか。

印象的だったのは、ゆくゆく内定をいただくことになる企業ですね。まったく見ていない業界でしたし、スカウトをもらうまで企業名もサービス名もまったく知りませんでした。

日本だけでも企業は無数にあるので、自力で企業を選ぶには限界があります。だからこそ、自分のことをいいなと思ってくれる企業と出会えることは新鮮で、楽しかったですね。

ーーまったく知らなかった企業と出会って、最終的に内定をいただくに至る経緯を詳しく知りたいです!

最初は、BaseMeを通じてカジュアル面談のスカウトをいただきました。そのスカウト内容がとても素敵で、私のプロフィールをしっかりと読んでくださっていることが良く伝わってきました。私の夢や将来像について素敵だと言ってくださったのは、他サービスではあまりないことだったので特に嬉しかったのを覚えています。

スカウトを承諾して、カジュアル面談をしました。実際にお話をしてみての感想は「ものすごく私の話しをよく聞いてくれる!」ということでした。これまで就活を進めている中で、私自身には興味はないんだろうな、という企業にも出会ってきたので、親身になって私に向き合ってくれる姿勢は印象深かったです。

また、選考に進んでいくとその親身な姿勢がさらに増していきました。面接が進んでいくごとに、毎回丁寧なフィードバックをいただきました。一歩一歩丁寧に積み重ねてくれる感覚があって、私にとても寄り添ってくださいました。就活はわたしにとってはじめてのことで、わからないことも多かったので、この手厚いサポートは大変ありがたかったです。

ーーまさにA.Nさんが志望していた「自分自身を求めてくれる企業」のようですね。最終的に内定を承諾するに至った決定打はなんだったんでしょうか。

最終面接官の雰囲気がとても好きで、この企業でぜひ働きたい!とさらに強く思いました。これまでの選考期間を経て、社員さんの人柄が素敵なことがとてもよく伝わっていました。相手の話しをよく聞いてくれる方が多い印象を持っていたので、この企業に入りたいと感じていましたね。

一方で、内定をいただいたあとに少し不安を感じたこともありました。私はBaseMeを通じてたまたま素敵な企業さんに出会えて、内定をいただくことができたけれども、世の中の企業を見切れていないのではないか、という疑問がわいてきました。この正直な気持ちを人事の方に相談をしたところ、内定承諾までに時間の猶予をいただきました。

このような配慮をしていただけるくらい、私に真正面から向き合ってくれる企業にはもう出会えないと思い、最終的に内定を承諾させていただきました。

ーー内定おめでとうございます!この企業に入ってやりたいと思っていることを教えてください。

私は多くの人の環境意識を変えていきたいという思いがあります。内定先の企業では、起業家の方との出会いが多いと聞いています。環境問題に関するマインドを起業家さんに取り入れていただくことによって、より大きな社会インパクトを生むことができると考えています。

私が今までずっと活動してきた、いわゆる環境に関する分野ではないからこそ生み出せる変化があると思っています。私がこれまで積み重ねてきた経験や知見を今後も変わらず伝えていきたいです。

ーー環境分野ではないからこそのインパクトを。ぜひ体現していってください!最後に、どんな学生にBaseMeをおすすめしますか。

学生時代になにか頑張ったことがある方にはぜひともBaseMeを使ってほしいです。BaseMeのプロフィールを書くことで、これまでの経験をもとにした自己分析がやりやすくなります。

また、自分が思っていない角度からの企業との出会いがあるので、多角的に就活ができます。企業ごとに見ているポイントが異なるので、俯瞰的な視点で自分を認識できることもおすすめポイントです。自分からいく就活スタイルではなく、相手から来てもらえる就活は素直に嬉しいものですよ!

自分を犠牲にしすぎないスタイルだと思うので、ぜひ多くの学生さんに使ってみてほしいです。就活の労力は決して小さくないです。企業が求めている人材になりすぎるのではなく、自分が経験してきたことや大事にしているものを守って、自分が今後も楽しく打ち込んでいけるような企業と出会ってください

自分の価値観や、やりたいことをベースにキャリアを見つめるならBaseMe

BaseMeを通じて、検討をしていなかった企業からスカウトをもらい、選考を経て「ここしかない」と確信するような納得のいく内定先との出会うことができたと語ったA.Nさん。インタビューのお時間をいただきましてありがとうございました!「環境分野に関心があるから環境系の企業」という安直な考えではなく、自己理解を深め、本当に自分がやりたいことを見つけ、それを実現できるところを求める姿勢が、納得のいく内定先との出会いに繋がったのではないかと思いました。これからもA.Nさんのさらなるご活躍を期待しています!